2022年9月12日の為替相場(米ドル/日本円・ユーロ/米ドル・ユーロ/日本円)のおさらいと、2022年9月13日の注目指標について考察をまとめてみました。
2022年9月12日(月)の為替相場について
当日注目されていた経済指標・イベント
- 【イギリス】 7月次国内総生産(GDP) 前月比
イギリスGDPは、前回結果-0.6%・今回予想0.4%・今回結果0.2%で悪化しましたが、特に為替影響はなくドル安に連れられる値動きとなりました。
当日の通貨強弱

週明け月曜日である2022年9月12日(月)の通貨強弱は、リスクオフで買われていた米ドルが弱く、リスク通貨である欧州通貨や資源国通貨が強い流れとなりました。
相変わらず日本円は弱い地合い(円キャリー)が続いていますが、米ドル高が一旦落ち着き、株価が上昇・リスク通貨が上昇しているところを見ると、リスクオン相場へと転じたのかなという印象です。
チャート概況
米ドル/日本円

週明けのドル円は上昇は見られたものの143円から上は重たく、142円後半に戻される値動きになりました。米ドルも日本円も弱い1日でしたので少々幅の広いレンジとなりました。
ユーロ/米ドル

米ドルや日本円がかなり弱く欧州通貨は軒並み強い1日で、ユーロはロンドン市場オープン前後が特に強かったため上昇となりました。ですが、米ドルに連れられながら値動きという面ではあまり変わっていない様子です。
ユーロ/日本円

ユーロ円に関しても、ユーロが強く日本円が弱いという地合いが継続され上昇となりました。
2022年9月13日(火) 注目の経済指標・イベント
- 【アメリカ】 8月消費者物価指数(CPI)
本日はアメリカCPIです。
本日の指標データ次第で、今月FOMCのドットチャートや来年以降の見通しが決まり、トレンドが明確化される可能性がありますので最も注意したい指標です。
ドル円上値重たく、CPI次第では上昇は限定的?
週明け月曜日の9月12日の値動きや通貨強弱を見ていると、米ドル高は一旦落ち着いたように見えます。
日本では、10月をメドに入国制限が撤廃されるニュースが出ています。
入国者数の上限撤廃検討 政府、10月までメドに判断
政府は10月までをメドに新型コロナウイルスの水際対策で導入している1日あたりの入国者数の上限を撤廃する調整に入った。現在の1日5万人の制限をなくす。個人旅行客の受け入れの解禁、短期滞在での査証(ビザ)取得の免除もあわせて検討する。
もし、これが実現すれば外国人観光客の日本円需要で日本円が買われ、円高に傾斜する可能性がありそうですよね。
また本日発表されるアメリカCPIが下振れた場合、米ドルが売られやすくなりますのでドル円の上昇は今後落ち着いてくるのかなーなんて妄想が捗りますよね。
一体今夜はどうなることやら。