2022年8月22日週の為替相場おさらいと2022年8月29日週の注目指標について

2022年8月22日週の為替相場（米ドル／日本円・ユーロ／米ドル・ユーロ／日本円）のおさらいと、2022年8月29日週の注目指標について考察をまとめてみました。

2022年8月22日週の為替相場について

注目されていた経済指標・イベント

チャート概況

米ドル／日本円

2022年8月22日週で一番印象的な値動きは、やっぱり8月23日に発表されたPMIと新築住宅販売件数ですね。予想を大幅に下回る結果となり、米ドル円は約1.5円下落しました。

次に、8月26日に発表があったPCEデフレーターと盲点だったミシガン大学消費者態度指数(確報値)。PCEデフレーターは予想を大きく下回り最大で約50銭の下落を見せましたが、完全に見落としていたミシガン大学消費者態度指数(確報値)が予想を大幅に上回り、およそ70銭の上昇となりました。

加えて、パウエルFRB議長の発言時は、同刻に発表されたミシガン大学消費者態度指数(確報値)の反応を引きずる形で初動は上昇していました。しかし、パウエルFRB議長のタカ派発言で相場参加者から材料出尽くしと見なされ相場は一気に下落し、Sell the Fact（事実売り）の形となりました。

ユーロ／米ドル

飽きもせずパリティ(＝通貨同士が等価になること)である1.0000攻防戦を続けているユーロ／米ドルといった印象です。週中に大きく動いた要因と言えば、アメリカ指標発表時に米ドルが強くなり連れられる形で大きく上昇しています。

何回も試していたパリティも8月26日(金)PCEデフレーターの悪化した結果を受けてシールドブレイクされています。

しかし8月26日(金)のパウエルFRB議長の発言直前に、一部ではこんな報道が出ていました。

【Dealer's Voice】
一部通信社が🇪🇺ECB関係者の話として、「インフレ見通しの悪化により、9月のECB理事会で0.75％利上げについて議論する可能性がある」と報じたことから🇪🇺ユーロ買いに振れました📈

— LIGHT FX｜トレイダーズ証券 (@LIGHT_FX_inc) August 26, 2022

もともとECB理事会で50bp利上げの話は出ていましたが、このタイミングでインフレ見通しの悪化で75bpの利上げについて検討するヘッドラインが流れ、チャートをご覧の通り1.0100まで上昇した様子が伺えます。

ユーロ／日本円

日本円がほぼ空気なのでユーロの強弱で動いている印象です。

2022年8月29日週の注目経済イベント

2022年8月29日週は、アメリカ雇用統計週間です。

またEUでは、消費者物価指数(HICP・速報値)があります。
利上げを議論する上で大事な指標の1つなので注目すべきポイントではないでしょうか。

あと2ヵ月お休みしていたアメリカの指標『ADP雇用統計』が帰ってきます！
復刻イベントなので、どんな値動きを見せるのか楽しみですね！

引き続きトレンドが曖昧な牽制の週明けとなりそう

引き続き、米ドル／日本円は上値の重たさが目立ち、またユーロ／米ドルではパリティ攻防戦が目立つ週明けとなりそうです。しかし、パウエルFRB議長が『利上げペースはデータ次第』とおっしゃっていましたので、週後半に差し掛かってくるとイベントが続きます。そこで相場の流れが変わる可能性がありますので、注意したいと思っています。

さらに来週は、月末月初がまとめて来る週なので月末フローや月初の値動きには十分注意が必要です。

あと8月31日(水) 0:00は、超絶重大指標があります。

逢坂みぁの誕生日です！！

ということで、8月30日(火)23:15～8月31日24:15に逢坂みぁチャンネルYouTubeライブにて、誕生日カウントダウン配信を行います。

YouTubeチャンネルはこちら⇩
https://www.youtube.com/channel/UCB55MfYxy-8pYA5Y1yxq40w

事前に質問箱(マシュマロ)にて、皆さまからお寄せいただいたメッセージを当日の配信内で読み上げを行いますので、メッセージをいただけますと幸いです。

メッセージの宛先はこちら⇩
https://marshmallow-qa.com/_3a_a

ネタでもガチでもなんでもござれ！
皆さまからのメッセージ待ってます！！